今秋、中之条町で開催された2年に一度の芸術の祭典「中之条ビエンナーレ2013」(2013.9.12-10.14)に、アマテラス都市建築設計(東京都目黒区)と共同で建築物「fiber - archi」を出展しました。地域で回収した古新聞とそれを原材料とした建築断熱材「上毛エコファイバー」で建屋をつくり、その新聞ハウスでビエンナーレ期間中に新聞を発行するというワークショップを展開する作品でした。
発行した新聞は弊社が取材・編集すて発行した日刊新聞「THE BIENNALE TIMES」(全32号)と、全国からのお客様と町民が記者となって記事を貼り込んだ壁新聞「なかのじょうビエンナーレこども壁しんぶん」(全7号)。ともに地域と全国、記者と読者をつなぐような内容となり新聞の本質を感じる内容となりました。
建屋は、当社が地域で回収した古紙原料を再生品化した天然木質原料の建築断熱材「上毛エコファイバー」を使って、アートで機能的な建築物にするというもの。上毛エコファイバーの持つ断熱性・防湿性・防音性などの機能の高さと、新聞が細かく断裁されてギュギュッとつまっています。
現代アートな見た目でありながら、高性能な住環境。柱のない簡易的かつシンプルな構造体にするというものです。上毛エコファイバーは今年3月に群馬県から「ぐんまの環境新製品」に認定された建築断熱材としては群馬で唯一の県ブランド品、しかもとってもエコなブランド品です。
今回の建屋はシンプルな構造ということで、仮設の住宅などへの応用を含めて、今後、アマテラス社と製造工場のエコトピア飯田社とともに、より付加価値の高い商品の開発に活かして参ります。