■セルロースファイバーとは…
(株)あがつま御縁屋の建築部門「緑街の家」は、新聞古紙を主原料とした高性能断熱材セルロースファイバーの責任施工を行っています。セルロースファイバーの特徴は、高断熱・高気密で、難燃性・調湿性・防音性能・防虫性に優れていること。断熱性能の高さから北米や北欧を中心に世界的に普及しています。素材は新聞古紙に硼酸を添加したもので、天然素材のリサイクル製品ということでエコロジーの観点から高い注目を受けています。硼酸の性質から撥水性能が高く、水をはじくために水分は吸収しません。したがって、もしもの雨漏りでも断熱材が水を吸い込むことはなく、断熱性能が落ちることもありません。一方で、調湿性能はイオンレベルで行われます。硼酸はプラスイオンを吸着する性質がありますが、繊維と硼酸が複雑にからみあう多くの結合点でプラスイオンを大量に吸着。大気中にマイナスイオンが総体的に多くなることで、住み心地の良い住空間ができあがります。また硼酸は難燃性で、炭化するだけで燃えることはなく、有毒ガスや多量な煙を出すこともないので、もしものときもセルロースファイバーの住宅は安心です。
新聞古紙を主原料とする高性能断熱材セルロースファイバー「エコファイバー」の防燃テスト。ガスバーナーで点火した部分は赤くなりますが、燃え広がることはありません。火が離れると燃焼部分は黒くなるだけで、やがて火は消えます。難燃性の高さがうかがえます。
新聞古紙を主原料とした高性能断熱材セルロースファイバー「エコファイバー」の撥水テスト。左は撥水加工をしていない断熱材。右は撥水加工をしている「エコファイバー」。エコファイバーは水を通しませんので、もしもの雨漏りでも断熱性能が失われることはありません。